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トライアスロン初心者が練習3ヶ月で大会を完走した方法を大公開!費用は?練習内容は?詳しくご紹介します!

こんにちは。

ナミカワ
ナミカワ
“先日チョコレート検定の中級に合格したナミカワです。日本酒検定とチョコレート検定をゲットしたので新しい組み合わせを探したい今日この頃です。

今回は全くの初心者から3ヶ月間の練習でトライアスロン大会を完走したナミカワが、どんなものを購入して、どんな練習をしていたのか、全部でいくらかかったのかなどをご紹介します!

本記事は、これからトライアスロンに挑戦したいと思っているけど、何から始めたらいいかわからない!という方におすすめです。

こんな人にオススメ!
  • トライアスロンに興味がある
  • これからトライアスロンにエントリーしようとしている
  • トライアスロンに向けてどんな練習をしたらいいかわからない
  • トライアスロンにかかる費用が知りたい!

初めてトライアスロンに出場する初心者が知っておくべきルールや注意点などは以下の記事で紹介していますので、合わせてご参考ください!

【初出場必読】トライアスロン初心者が知っておくべきルールやマナーとは?実際に出場して驚いたことや注意すべきと感じたことを解説!【初出場必読】トライアスロン初心者が知っておくべきルールやマナーとは?実際に出場して驚いたことや注意すべきと感じたことを詳しく解説します。...

トライアスロンとは?

まず、トライアスロンという競技について確認しておきましょう。

泳いだり自転車乗ったり走ったりするめっちゃしんどそうな競技!というイメージだと思いますが、日本オリンピック委員会の公式概要としては以下の通り。

トライアスロンは、スイム(水泳)・バイク(自転車ロードレース)・ラン(長距離走)の3種目を、この順番で1人のアスリートが連続して行う耐久競技。ラテン語の3を表すトライと、競技を意味するアスロンを組み合わせて名付けられました。

オリンピックでは、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの、合計51.5kmで着順を争います。この設定距離は、オリンピック・ディスタンス、またはスタンダード・ディスタンスと呼ばれています。

<引用>JOC – 競技紹介:トライアスロン より

トライアスロンは1人で3種目の運動を連続して行う非常に苛酷な競技ですが、国内外さまざまな地域で大会が開催されており、大会ごとに競技の距離が違う場合もあります。

ちなみに一般的な大会では「オリンピックディスタンス」と呼ばれるスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmが採用されていることが多いですが、トライアスロンをさらにさらに苛酷にした競技として「アイアンマンレース」と呼ばれる大会があり、こちらはスイム3.8km、バイクは180km、なんとランは42.195kmというとんでもない大会もあります。

出場した大会と結果は?

トライアスロン初心者

まず、トライアスロンに出場した時のナミカワ個人の基本情報について。

ナミカワの基本情報
  • 30歳オトコ
  • 仕事はデスクワークとフィールドワークが半々くらい
  • 中学高校で6年間バスケ部
  • 大学以降は月に数回ランニング、年に数回フットサルなど全身運動の機会
  • 172cm63kgの普通体系
  • ロードバイク経験無し
  • 水泳経験は体育のみ。溺れないけど速く泳げない。

次に、出場した大会情報と、ナミカワの結果について。

トライアスロン大会の基本情報と結果
  • 大会名:第7回びわ湖トライアスロン in 近江八幡
  • 開催日:2022/6/5 (日)
  • 開催地:近江八幡市宮ヶ浜周辺及び大中の湖干拓地
  • 種目:スタンダード(個人)/エイジの部
  • SWIM1.5km BIKE40km RUN10km 計51.5km
  • SWIM:36分42秒/BIKE:1時間28分44秒/RUN:56分42秒 Total:3時間2分8秒
トライアスロン完走

めっちゃしんどかったけど、めっちゃ楽しかった!へろへろになりながらもなんとか完走できたので、そのための準備についてここからお話していきます。

トライアスロンに向けて何を購入したのか?

トライアスロンの3種目について必要なギアをそれぞれ確認していきましょう。

大会当日だけでなく、練習も含めて必要なものをあげていきます。

トライアスロンに必要なギアは細かくあげると本当に多種多様なので、今回はナミカワが実際に購入したギアを中心にご紹介します!

ラン(RUN)

まずはラン(RUN)に必要なギアについて。

ランニングシューズ

ランニングシューズの選び方にもいろいろありますし、価格帯も数千円から数万円までさまざまです。長く趣味として楽しみたいということであれば専門店に行って店員さんにご相談いただくのがいいかなと思います。

僕は数年前にハーフマラソンに出場した際に比較的安価なランニングシューズを選んで購入したので、それをそのまま使用しました。

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ニューバランスやアシックス、ナイキやミズノなど各社スポーツウェアメーカーからバリエーション豊かなシューズが販売されています。

個人的には機能的な部分よりも見た目で選ぶのが良いんじゃ無いかなと思います。靴擦れしてしまったり足が痛くなったりといった場合は問題ですが、基本的には日本製で「ランニングシューズ」と銘打った商品であれば、ある程度のクオリティはクリアされていると思います。

ひたすら走り続けるランニングという競技は孤独です。少しでも気分が上がるように、自分の好きなカラーやシルエットを選んで楽しくランニングの練習をするのが良いんじゃ無いかなと思います!僕はニューバランスの5,000円くらいのシューズを購入しました!全然快適で、今でも軽いランニングなどで使用しています。

ランニングウェア

本番は「トライスーツ」という3種目を通して使用するウェアを着用するため「ランニングウェア」といったものを別途着用することはありませんが、練習用のウェアとして活用できるものをオススメします。

まずオススメしたいのはAmazonで販売されているセット商品

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中には粗悪品もあるので5点セットや7点セットなどの大量セットよりは、クオリティにあまり左右されない「半袖短パン上下セット+タイツ」の3点セットくらいがオススメです。特にスポーツTシャツは少しピチピチ目で作られていることが多いので、いつも購入しているよりもワンサイズ大きめを購入すると良い感じになると思います。

UNIQLOやGUのスポーツラインもオススメ
UNIQLO

UNIQLO(ユニクロ)には「スポーツユーティリティウェア」というスポーツラインナップがあります。もちろん本格的なスポーツウェアメーカーに比べると品質は劣りますが、比較的安価でコスパの良い品質がGETできます。

また、もちろんGU(ジーユー)にも「GU ACTIVE」というスポーツラインがあり、クオリティはユニクロと似たり寄ったりなのでどちらが良いか、というのはデザイン的な好みで良いのかなと思います。

個人的にはユニクロの方がなんとなく安心感があって使いやすい印象を受けています。ランニングは使用するギアも少なく、ウェアは本番環境で使用するわけでもないので、とにかく自分が気分良く走れるようなものを揃えるのが良いと思います。ぜひ好きな色やデザインのウェアを探してみてくださいね。

ソックス

初心者なのである程度足回りをカバーできれば何でもいいかなと思うので、こちらもデザイン重視で自分のテンションが上がるソックスを探してください!

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ある程度、生地の厚みが感じられるほうが足回りをカバーしてくれている感じがして使用感が良い印象がありました。5本指タイプや速乾性などさまざまなバリエーションがありますので、自分に合う物を探してみてください。

ランニングに使用するギアはこのくらいです。強いて言えば音楽を聞くためのプレーヤーやスポーツウォッチなどもランニングギアかなという気もしますが、最低限のギア紹介ということでここでは省略します。

スイム(SWIM)

次にスイム(SWIM)に必要なギアについて紹介します。

水着(スイムウェア)

スイムについても本番はトライスーツの上からウエットスーツを着て泳ぐので、あくまで練習用のウェアとしての水着が必要になるということになります。もともと持っている競泳用水着があれば、それをそのまま使用すればいいと思います。

僕は全く水泳経験が無かったので、もちろん競泳水着なんて持っていませんでした。が、1回だけの挑戦にそんなに良い物を買ってもなあと思っていたので、1,600円くらいの水着をAmazonで購入しました。実際に購入したのがこちら。

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練習で着用するだけなら全然十分なクオリティです!他にもいくつか紹介します。

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インナー水着

サポーター付きの水着もありますが、僕が購入した水着はインナーが必要なタイプだったのでこちらも購入しました。これも全然安くても問題無いかな~と思います。僕が実際に購入したものはこちら。1,500円くらいでした。

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ミズノなどのスポーツブランド製品でもそんなに高くないので、こちらも検討してみていいかもですね。

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スイムゴーグル

ゴーグルは本番でも使用する結構大事なギアです。長距離の水泳において、「途中でゴーグルの中に水が入ってこないこと」はとても重要になります。安物では無く、それなりにしっかりした競泳用ゴーグルを購入することをお勧めします。

僕が購入したゴーグルはこちら。当時2,600円くらいでした。

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オススメの競泳ゴーグルブランドとしては、

  • VIEW(ビュー)
  • MIZUNO(ミズノ)
  • arena(アリーナ)
  • Speedo(スピード)

あたりが調べていてよく出てきた感じですね。もちろん色々と実際に使用して比較したわけでは無いのでなんとも言えませんが、個人的にはデザインと機能面とコスパ的には僕も購入した「VIEW(ビュー)」がオススメです。色々とオススメ貼っておきます。ちなみに「クッション無し」というタイプもあるようですが、長時間使用すると目が痛くなりそうだなーと思い、クッション有りを僕は推しています。

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あと、500円以下くらいで買えるので、曇り止めも必ず買っておきましょう!ある程度曇り止め機能がついたゴーグルもありますが、追加で塗っておくと安心できます。

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耳栓

甘く見てはいけないのが耳栓です。正直言って、今まで体育の授業や、川や海にプライベートに遊びに行った際、耳栓をして泳いだことが無かったので、「耳栓いらなくない?」と思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。

体感的には、耳栓をしていると耳に水がたまることがまずありません。長距離を泳ぐ練習をしていると必ずと言っていいほど途中で耳に水がたまって周囲の音が聞き取りづらくなり、とても煩わしいです。

そんなに高価なものではないですが、効果はお値段以上なので、絶対に購入して練習から使用することをオススメします。僕はミズノの500円くらいのものを買いました。

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人生で初めて耳栓をしたまま水泳したときは、最初は耳栓の割にフィット感が無くてこれで大丈夫なのか?と半信半疑でしたが、耳の穴を塞ぎ切らない設計が逆に安定感を生んでいて、長い距離を泳ぎ続けても全く耳に水がたまることも、耳栓が取れてしまうこともありませんでした。騙されたと思ってつけてみてください!笑

ウエットスーツ

自前のウエットスーツを常備している人はかなりレアだと思いますが、もちろん僕も持っていませんでした。しかし、サーフィンなどウォーターレジャーを趣味にしているわけでもないので、購入するのは躊躇していました。だいたい1万円前後くらいしちゃいます。

結論から言うと僕は5泊6日くらいのレンタルウエットスーツにしました。しかし、ウエットスーツを着用して泳ぐのは通常の水着で泳ぐのとは全然感覚が違いますし、着脱もかなりテクニックが必要なので練習は必須です。そのあたりも考慮すると、もしお金に余裕があって、今後使用する可能性が少しでもあるのであれば、購入も検討してみていいのかなと思います。

一応ネットで評価が高そうなものを載せておきます。

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しかし、大会によっては着用できるウエットスーツのルールが違う可能性がありますので、購入を検討する場合はそのウエットスーツが、出場予定の大会の規約をクリアしているかどうかを必ず確認してから買ってくださいね!

ウェットスーツレンタルサービス

僕が利用したのは「TRI-X レンタルウェットスーツ」というネットで申し込みができるサービスです。

トライアスロン

僕が出場した大会は「袖ありタイプ」じゃないとダメだったので、フルスーツ(袖あり)6,000円(税込)+返却時の送料で申し込みをしました。

TRI-Xさんは、木曜日~翌週火曜日までの5泊6日レンタルを基本としています。だいたいのトライアスロンレースは週末に開催されますので、大会終了後に返送すればOK。

レンタルご利用期間は木曜日から翌週火曜日までです。
例えば参加される大会が週末にある場合は、木曜日にお届けいたしますので大会終了後の火曜日までに弊社必着でのご返送をお願い致します。
お申し込みはお届け日の1週間前までの受付となります。
キャンセルにつきましては、お届けの週の日曜15時迄にメール等でご連絡をいただけましたらキャンセル料は頂きません。

<引用>ウェットスーツレンタル | TRI-X

支払い方法が「代引きのみ」なのでそこはご注意を

ウェットスーツのレンタルサービスは探せばいろんなサイトやショップが出てくると思います。地域性も関係すると思いますので、ご自分の意図に適した業者さんを探してみてくださいね。

最後にもう一度言いますが、大会の規約をクリアしたスーツかどうかは必ず確認してください!

バイク(BIKE)

次にバイクに必要なギアを紹介します。

自転車(ロードバイク)

まずはやはり自転車が無いと話は始まりませんね。しかし、おそらく一般的にはトライアスロンに出場するうえで必要なギアのうち、最も高価なものがバイク競技で使用する自転車になると思います。

一応、これも大会ごとにルールが違う可能性は大いにありますが、トライアスロンで使用できる自転車はいくつかあります。

  1. ロードバイク
  2. クロスバイク
  3. マウンテンバイク
  4. ママチャリ

などです。下にいけばいくほど、許可されている大会が少ないと思われます。ママチャリで出場できるトライアスロンはかなり少ないですね。

最も主流な自転車はもちろん「ロードバイク」です。トライアスロン出場者のほとんどがロードバイクで出場しています。しかし、最低でも6万円ほどから、20万円程度、さらには100万円以上するようなものまであるので、かなり購入のハードルが高いギアでもあります。

僕はトライアスロンに出場するのは一度だけ!と決めていたので、レンタルできるものは全部レンタルしようと思っていました。なので、ロードバイクを借りられるサイクルショップを必死に探して、県内で1店舗だけ出場に向けてレンタルをしてくださるショップさんを見つけました。そちらのショップさんは普段は1日レンタルしかしていなかったのですが、事情を話したら快く、非常に柔軟に対応して下さり、1か月間で30,000円という破格でお借りすることができました!
(特別に対応してくださったので、店名などは控えます)

しかも、練習用のサイクルウェア(お尻部分にパットが入っていて長時間走行してもお尻が痛くなりにくい)、ヘルメット、グローブ、ビンディングシューズ(ペダルに足を固定する留め具がついたシューズ)も貸してくださり、ロードバイク本体にも速度計、ドリンクホルダー、ライトをカスタムしてくださり、さらに自宅練習用のロードバイク用ローラー台まで貸してくださいました!もう、感謝感激です!

なかなかここまで手厚くフォローしてくださるサイクルショップさんはいないと思いますが、ロードバイクのレンタルを行っているショップさんは結構あると思いますし、スタッフさんはだいたい初心者にめちゃくちゃ優しくて、親身に対応してくださる方が多いので、やりたいことと困っていることを素直に話してみることをオススメします(もちろん、初めから善意に乗っかる前提ではいけませんが)。

と、いうことで、バイクは3つの競技種目の中でも特にギアが多い種目で、全部自前でしっかり揃えようとするとかなり出費が大きいですし、価格もそれぞれピンキリでクオリティのグラデーションも細かいので、これらについては僕がニワカ知識でテキトーなことを言うことはやめておきます。ぜひご自分のお財布事情と相談しながら、自分に適したものを探してください。サイクルショップなどでとにかくスタッフさんにたくさん相談することをオススメします!

ここからは、お借りすることができたもの以外に、自前で購入したものを紹介していきます。

ドリンクボトル

まず、大前提として、トライアスロンの大会では水分補給として「ペットボトルを禁止」している場合が多いです。練習中はペットボトルでも問題ないのですが、やはり走行中の水分補給など練習して慣れておきたいということも考えると、大会の規約を確認した上で、ドリンクボトルは早めに購入しておくとよいと思います。バイクだけでなく他の競技の練習でも使えますからね。

また、スイムとランの競技中はなかなか水分補給がしにくいので、バイクの時間は水分補給のチャンスです。ホルダーから取って、飲んで、戻すまでを片手で完結できるのが基本です。また、あまり容量が多すぎると重たくなりますし、飲みすぎるとゴールにたどり着く前にトイレに行きたくなってしまったりとバランスも重要です。一応僕は練習用も含めて以下の2,500円以下くらいの商品を2個購入しましたが、1個でよかったな~と少し後悔しています笑

トランジション(競技と競技の間)で栄養補給をしているので、競技中は意外とそんなに大量に水分補給しなかったんですよねー。

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キャメルバックの保冷保温ボトルは、いちいちキャップを開ける必要が無いので片手で完結できますし、手入れもしやすく保温性能もそこそこで使い心地◎です。

容量違いや保温性能違いなどバリエーションもありますので、僕はキャメルバックから選ぶのがオススメです。

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ぜひ、自分に合ったドリンクボトルを見つけてくださいね。一応、サイズが自転車のホルダーに合うかどうかも確認しておくとよいと思います。

サングラス

何度も言いますが一度だけ出場して完走することが目標だったので、必要最小限のものしか購入するつもりはありませんでした。しかし、自転車用のサングラス、これは絶対に必要です。
※大会のルールとして自転車走行時のサングラスを必須にしていることもあります。

ロードバイクは40㎞/hくらい出ます。このくらいのスピードになるとそもそも風圧で正面を向いて目が開けられないのですが、小さな虫や、競技中であれば前を走る他選手の走行によって小石などが飛んでくる危険もあります。走行中の快適さ、集中しやすさが段違いなので、必ず購入することをオススメします。

ちゃんとしたブランド品とかだと1万円前後のものがあったりしますが、そこまでいいものじゃなくても、という方は2,000円前後の安価なものでも十分使用感としては問題ないと思います。

残念ながら僕が購入したサングラスはもうネット販売しているものを見つけられなかったのですが、似たような価格帯のものを載せておきます。僕は1,800円弱くらいで購入しました。

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バイクはギアが多く、かつ1つ1つが高価なものも多い競技です。ここをいかに安く抑えられるかが、「1回だけ出場して完走したいんだ!」というような方がトライアスロンに安く出場する秘訣かなと思います。

トライアスロンはとにかく過酷な競技なので、体力に加えて、ある程度ちゃんとした装備をしていないと最後まで戦い抜けない側面もあります。必要なものをしっかりと見極めて、揃えていきましょう。

その他

さて、ここまでラン、スイム、バイクと3種目それぞれで必要なギア、僕が実際に購入したものについてご紹介してきましたが、ここからは3種目にまたがっているなど、各競技以外で購入したものについて紹介していきます。

トライスーツ

これは、必須中の必須です。下着なしで直接着用するため、こればっかりはレンタルするわけにもいかず、購入しました。

トライスーツは、トライアスロンの3競技を通して、ずっと着用しているウェアになります。一般的にはレスリングのユニフォームのようなものに、お尻の部分に少しだけパットが入っているようなものがトライスーツと呼ばれています。こちらもピンキリですが、できるだけ費用を抑えたかったのでできるだけ安価なものを様々なサイトで探しました。
※トライスーツについても、前チャック禁止、上下セパレート禁止など大会ごとにルールが定められていますので、出場する大会のルールを事前にしっかりと確認してください。

僕は当時13,000円くらいの「HUUB」というブランドのものを購入しましたが、実はギリギリに購入したのであまり検討する時間もなく、価格ももう少し安いものもあったのですが大会までに配送が間に合わないという理由でこれになりました。改めて探してみてもいろいろ販売されていますので、お好きなデザインを選ばれるのがいいかなと思います。上下一体型で、背面チャックタイプの中で個人的に気になったものを載せておきます。

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ちなみに余談ですが、僕はトライアスロンが終わってすぐ、メルカリで「1回だけ使用しました!」と書いてトライスーツを出品し、すぐに売れました。もしかしたらそういうパターンでほぼ新品みたいな商品が販売されている可能性もありますので、「そのくらいなら気にならない」という方であれば、ヤフオクやメルカリなどの中古市場もぜひ検討してみてください!掘り出し物が見つかるかも?

スマートウォッチ

スマートウォッチは必須というわけではないのですが、トライアスロンの完走を目指す上で、時間の管理は結構大事になってきます。スイム→バイク→ランという順番で、それぞれ足切りがあるので、スイムを何分で終えて、そのあとバイクを何分で終えて、最後にランを何分くらいで終えて全体で何時間何分くらいでゴールする、というのを決めておくと良いです。

その目標時間の精度をできるだけ高くするために、練習の際にだいたい自分の平均タイムを出しておく必要があります。スマートウォッチはそういった記録や、心拍数などの計測をしてくれるので、あるととても心強いです。水泳中も使用できるので、本番でもしっかりタイムを確認しながら競技に取り組むことができます。

スマートウォッチによっては、スマホのトレーニング管理アプリなどと連携して、自分の体調管理やタイムの記録などを一元化することができるものもありますが、機能や性能などスペックが高くなればなるほど高価になりますので、自分に必要な機能を考えて選んでみてください。

僕はスマホと連携させたりするつもりはなかったので、水中でも問題なく使えるものであればいいな、くらいで探していました。僕が購入したのは5,000円くらいのスマートウォッチです。スマホと連携できる機能も多少ありましたが、基本的には単体で使用していました。

Xiaomi(シャオミ)の Mi Smart Band6だったのですが、もう販売されていないですね。後継機で同じくらいの価格帯のものもありましたのでそちらをご紹介します。

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最近はスマートウォッチも様々なメーカーから発売されています。水泳にも耐えられる防水性能があれば、どれを選んでも問題ないと思います!

ワセリン

なんでワセリン?と思うかもしれませんが、例えばフルマラソンに出場すると、服と乳首が擦れて出血してしまうなんて聞いたことありませんか?それと同じように、トライアスロンという過酷なレースを最後まで走り切る上で、「皮膚同士の擦れ」というのは甘く見てはいけません。股の間や脇の下など、皮膚が擦れそうな場所には予めワセリンを塗っておきましょう。(当日だけで問題ありませんが)

また、ワセリンを塗る目的はもう一つあります。それは「ウェットスーツを脱ぎやすくすること」です。トライアスロンの完走タイムには、3つの競技のタイムに加えて、「スイム→バイク」と「バイク→ラン」という2回のトランジションのタイムも含まれます。つまり、競技と競技の移行をいかにスムーズに行うかというのも非常に大切な技術になります。

ここで初心者が陥りがちなタイムロスというのが、「ウェットスーツが脱げない」という事態。あまり練習する機会が取りづらいウェットスーツの着脱。着るのはスタート前なので時間をかければいいのですが、脱ぐのが大変なんです。長距離泳いでもちろん身体に疲労感は溜まっていますし、ウェットスーツの中は汗だくです。水もたっぷり含んでいるので重たいし皮膚に貼りつきます。これをスルッと脱ぎやすくしてくれるのが、我らがワセリン様なのです。必須ではないですが、安いのでぜひ購入を検討してくださいね。

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ゼッケンベルト

おそらくトライアスロンならでは?のものだと思うので聞きなじみのない方のほうが多いのでは?一般的にトライアスロンの大会でのゼッケンは、スイム後のバイク競技中は背中側に、バイク後のラン競技中は正面側に掲示する必要があります。そのため「ゼッケンベルト」と呼ばれるベルトにゼッケンをつけることで、バイク競技が終わったらクルっとベルトを回して正面側に簡単に向けられるようにする選手が多いです。

Amazonなどでも「ゼッケンベルト」と検索するといろいろと出てきます。だいたい1,000円くらいしますし、もちろん手間はかかりますが手で付け替えれば問題ないので必須ではありません。

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僕は購入しようか迷いましたが、一回しか使わないし他のスポーツで使いまわしもできないからなーということで、結局100均(ダイソー)で細長いウエストポーチを買ってそれに安全ピンでゼッケンをつけました。

正直ちゃんと見ると不格好ではありますが、機能的にはこれで全然十分です!ベルト部分がゴムになっているのでしっかり体にフィットさせることができ、競技中にズレることもありませんでした。ぜひ参考にしてみてくださいね!

ちなみに、「ゼッケンベルト 自作」とかで検索してみるといろいろとアイデアが載っていたりするのでこちらも参考まで。

こんなところで、だいたい用意するものは揃ったかなと思います。次はいよいよ練習方法について!

大会当日に向けてどんな練習をしたのか?

「トライアスロンに出場して完走したい!」という目標を掲げましたが、正直に言います。ちょっと舐めてました。アスリートではないけど普通に普段からそこそこ運動してるし、ランは走るだけ、バイクは自転車こぐだけ。心配なのはスイムくらいかな~1.5㎞も泳いだことないし。どうやって長距離泳ぐ練習しようかなあ。まあでも、3か月もあれば十分でしょ。

って、本気で思ってました。しかも、2か月くらいは1週間に2回くらい5~6㎞ランニングして、2週間に1~2回くらい近所の市民プールで800m~1㎞くらい泳ぐみたいな練習頻度で、最後の1か月はそれにロードバイクの練習を週に2日くらい追加したみたいな感じでした。正直もっとできることはあったなーと思います。

しかし、「トライアスロンでいいタイムを出す」ではなく、「トライアスロンを完走する」が目標であれば、このくらいの練習でも全然クリアできます!とはいえ最低限の体力とスキルは身につけなければいけないので、そのあたりも含めてちょこっとだけ詳しく解説します。

ラン(RUN)

ランニングはとにかく走るのみ。という感じなので特に書くことはありませんが、近くにいい具合のコースが無かったということもあって、10㎞以上走ったのは本番以外では実は2回だけです。

それ以外はずっと5㎞~8㎞くらいを5分~5分30秒/㎞くらいの速さで走っていました。10㎞走っても「体力の限界!」とはならないなーという感覚だったので、これくらいなら本番も問題ないな、という認識。本当は本番で10㎞走るので、練習では10㎞以上走っておくのがセオリーなのかな、とは思いますが、僕はそれは必要ないんじゃないかなーと思います。

もしランニングが苦手で心配だという人は、10㎞走っても「もう限界!」ってならないくらいには力が抜けるようにはしておくと良いと思います。個人的には、ジムなどのランニングマシーンではなく、実際に地面を蹴って走ったほうが練習になるんじゃないかなと思います。

3か月の総練習距離としては103㎞でした。コロナのワクチン接種や途中風邪ひいて体調崩していた時期もありましたが、そこそこ練習距離は稼いだかなと思います。たぶん少ないけど。。

スイム(SWIM)

スイムはちょっと戦略があったのでもしかしたら参考になる方もいるかもしれません。僕はもともと水泳を習っていたわけでもなく、学生時代の体育の授業と、岐阜県民ならではの川遊びで培った水泳能力しかありませんでした。

一言でいうと、「溺れないけど、速く泳げない」という感じ。特に平泳ぎは全然前に進みませんでした。

しかし、トライアスロン大会には「制限時間」が設定されているので、それよりも早く通過しないと途中で失格になってしまい、完走することができません。

■制限時間 各制限時間はスイムスタート開始よりの累積とする。
(1)スタンダード ( エイジの部、リレーエイジの部 )
SWIM/50 分(750m を 25 分以内) BIKE/3 時間 RUN/4 時間 総合 4 時間

<引用>びわ湖トライアスロン in 近江八幡 大会要項

スイム1.5㎞を50分以内に泳ぎ切る必要があります。僕の平泳ぎは到底これをクリアできるスピードではありませんでした。最初の1か月は、「いかに平泳ぎのスピードを上げるか」ということを目指してフォームを見直し、タイムを計って練習しました。

しかし、1か月経っても全然上達しませんでした。これはまずい。このままだとスイムで失格になってしまう!

ということで、僕は作戦を変更しました。平泳ぎのスピードを上げるのではなく、「クロール(自由形?)でいかに疲れずに泳ぎ続けられるか」ということを目指しました。この方向転換が功を奏して、50mプールでの練習ではありますが、だいたい1.5㎞を40分くらいで泳ぎ切るくらいのスピードで泳ぐことができるようになりました!

「長距離を泳ぐ=平泳ぎ」という固定観念から平泳ぎの練習をしていましたが、水泳に不慣れな人ほど、泳ぎやすい自由形がオススメです。そもそもウェットスーツはかなり浮力があるので自然と体は水平に浮かびます。あとは足と腕の力で前に進むだけなので、残りの2競技のために体力を残しつつ、しっかりと制限時間内に泳ぎ切ることを目指すのがいいと思います。「そんなことわかってんよ!」という感じかもしれませんが、自分的にはかなり良い方向チェンジだったなと自画自賛(笑)ぜひご参考ください!

余談ですが、ウェットスーツの着脱練習をしたいなと思って、レンタルウェットスーツが届いたその日に市民プールに駆け込んで、周りの人から白い目で見られながらウェットスーツで泳いだのはいい思い出です(笑)めっちゃくちゃ脱ぐのに手間取ったし、変に腕や足に負荷がかからないようにしっかり全体を伸ばしながら着るのも、1回だけでも練習しておくととっても勉強になるのでオススメです。ぶっつけ本番はさすがに怖い!少なくとも「ウェットスーツの着脱方法」とかで、YouTubeで動画を見ておくことをオススメします。

3か月の総練習距離としては8,650mでした。

バイク(BIKE)

バイクに関しては、だいたい10㎞くらいのサイクリングロードが比較的近くにあったので、そこでずっと乗り続けていました。普段ロードバイクに乗り慣れていなかったため、とにかく回数と距離を稼いで、できるだけロードバイクに慣れることを意識していました。

ロードバイクを貸してくださったサイクルショップの方に「足の体力を最後のランに残すためには、踏み込んだ足を“引き戻す力”も意識して使えると良い」と教えていただき、そのあたりも意識的に練習していました。

サイクルショップの方にフォームなどを教えていただいた(大会まで60日くらいと、残り40日くらいの2回。1日3~4時間くらい、ローラー練習などでフォームの確認をしたり、堤防を一緒に走ってギアの切り替えなど教えてくださった)のを除いて、3か月の総練習距離は85㎞くらいでした。

トランジション

トライアスロンには「第4の競技」と呼ばれるものがあります。それが競技と競技の入れ替えのタイミングである「トランジション」です。上位選手の方ともなると、全く無駄のないスムーズな入れ替えを行います。

練習ではないですが、初心者の僕が意識して準備していたのは「探さない」「栄養補給」の2つです。必要なものを探す手間は一番もったいないですし、競技中の栄養補給は慣れない僕には転倒などで思わぬロスを生む危険もあると考え、「栄養補給はトランジション中のみ」という風に割り切りました。ちなみに水分補給はバイク中のみです。

スイム→バイク

スイムからバイクへの切り替えは、

  1. ウェットスーツ、スイムキャップ、ゴーグル、耳栓を脱ぐ
  2. 栄養補給としてバナナ1本とゼリー飲料1つを摂取する
  3. ゼッケンベルトを着ける
  4. ヘルメットを被る
  5. サングラスをかける
  6. 靴下を履く
  7. ビンディングシューズを履く
  8. グローブを着ける
  9. ロードバイクを押してコースに走る

という流れでした(人によって違うと思いますが)。「〇〇が無い!」となると焦ってしまいますし、時間も無駄なので、絶対に迷わないようにヘルメットの中にすべて入れていました。

バイク→ラン

バイクからランへの切り替えは、

  1. ロードバイクを戻す
  2. ヘルメット、グローブ、ビンディングシューズを脱ぐ
  3. 栄養補給としてバナナ1本とゼリー飲料1つを摂取する
  4. ランニングシューズを履く
  5. ゼッケンベルトを正面に向ける

という流れでした。ここでも迷わないよう、ランニングシューズの中にバナナとゼリー飲料を入れていました。

トランジションは意外と時間がかかります。完走タイムを少しでも縮めるために、事前に工夫できるところはぜひ考えてみてくださいね!

(僕は本番、ウェットスーツを脱ぐのとビンディングシューズを履くのに割と手間取ってしまい苦い思いをしました。。)

3か月の練習スケジュールや練習量としてこんなところです。あまり参考にならない部分もあるかもしれませんが、少なくともそれぞれの競技ごとに「だいたい〇分くらいで通過できそう」というイメージが湧くまではよく考えて練習しました。そこがイメージできないと完走はなかなか難しいと思うので、そのあたりをぜひ意識してみてください!

総額でいくら費用がかかったか?

「全くの初心者がトライアスロンを完走するために必要な費用」というのがいくらかかったのかをご紹介します。

大会参加費などの諸費用

大会参加費 24,480円
JTU登録費(岐阜県) 3,300円
ワセリン 360円
スマートバンド 5,091円
スマートバンドガラスフィルム 722円
トライスーツ 13,090円
自作ゼッケンベルト 110円
小計 47,153円

スイムに関する費用

耳栓 492円
曇り止め 796円
ゴーグル 2,618円
練習用インナー 1,199円
練習用水着 1,299円
市民プール11枚回数券 5,000円
レンタルウエットスーツ 6,000円
小計 17,404円

バイクに関する費用

サングラス 1,779円
ドリンクボトル2個 3728円
レンタル(バイク、ヘルメット、シューズ、グローブなど含む) 30,000円
小計 35,507円

ランに関する費用

ランニングシューズはもともと持っていたので、ランに関する経費は0円でした。

合計金額

大会参加費などの諸費用 47,153円
スイムに関する費用 17,404円
バイクに関する費用 35,507円
ランに関する費用 0円
合計 100,064円

個人的にはかなり節約したつもりですが、やはり3つの競技それぞれに必要なものがたくさんあるので、最低でも10万円以上はかかってしまうのかなと思います。

あと、ここには加えていませんが、前日に受付があり、当日のスタートは朝早いため、宿泊必須の可能性も高いので、会場までの交通費と、宿泊費も追加で必要になります。

これからトライアスロン出場を検討している方はぜひご参考ください!

トライアスロンを完走した感想

めちゃくちゃやり切った感!!!
二度と出場したくないけど、すごく楽しかった!!

というのが正直な感想です。

出場前の作戦としては、スイム1.5㎞を40分、バイク40㎞を1時間30分、ラン10㎞を50分を目安にそれぞれ頑張って、どうにか全体で3時間を切りたい、というのが裏の目標でしたが、最後のラン10kmに足の体力が残っておらず、『SWIM:36分42秒/BIKE:1時間28分44秒/RUN:56分42秒 Total:3時間2分8秒』という結果で、少しだけ心残りはあります。

しかし、最初のスイムがスタートして10分後にはもう「なんでこんなものに出場してしまったんだ!もう二度と出場したくない!」と思ってました(笑)

琵琶湖の砂浜からスタートして750mを2周回するコースだったのですが、まず6月開催だったので水が冷たい!そして水が濁っていて何も見えない!波があって泳ぎにくい!他の選手に蹴られまくって怖い!もちろんすぐに足がつかなくなって怖い!心を強く保つのに必死でした(笑)

バイクは自分の中では少しでも順位を上げるためには頑張りドコロだと思ったので、練習中よりもかなり強度を上げてペダルをこぎ続けました。トライアスロンはスタートがバラバラなのと、3競技それぞれ抜いたり抜かされたりを常に繰り返すので自分の現在順位が分かりにくいというのも、モチベーションを保つのが難しい要因ですね。

どうにかバイクをやり切って、最後にラン10km。バイクでいつもより頑張りすぎた分、体力が残っていません。最後は気力の勝負です。とにかく足を前に出し続けて、どうにかこうにかゴールがある砂浜まで戻ってきました。最後の力を振り絞って、ゴール!

ゴールした瞬間の達成感はすさまじいです。やり切った自分を褒めてあげたくなります。

しかし、練習も含めてとにかく過酷で大変な競技なので、僕はもう二度と出場したくないです(笑)

が、人生で一度は経験してみてほしいという気持ちはとても強いです!もし出場を検討しているということであれば、ぜひ一歩踏み出してみてください!エントリーしちゃったら、あとはやるしかないので!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

トライアスロン初心者が練習3ヶ月で大会を完走した方法を、費用や練習内容を合わせてご紹介させていただきました。

これからトライアスロンへの出場を検討している方に少しでも参考になればうれしいです。

ゴールの感動は格別ですよ!

ではでは。

ABOUT ME
namikawa motoyuki
大学時代に物流系コンサルティング会社でインターンを経験し、地元岐阜県の中小企業に就職。各務原市の銭湯恵みの湯で支配人を経験。入浴検定、温泉入浴指導員。実家(岐阜羽島)での自作ピザ窯ライフと小説が好き。