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【初出場必読】トライアスロン初心者が知っておくべきルールやマナーとは?実際に出場して驚いたことや注意すべきと感じたことを解説!

こんにちは。

ナミカワ
ナミカワ
“もともとゲームっ子で子どもの頃は半分任天堂さんに育ててもらったと言っても過言では無いのですが、社会人になってからめっきりゲームしなくなっちゃったので最近ゲーム欲が高まっているナミカワです。FFとかやってみたい。

2022年6月に開催された「第7回びわ湖トライアスロンin近江八幡」に出場し、3ヶ月間の練習で無事完走することができました。初めてのトライアスロン大会への出場で見えてきた、初心者が知っておくべきトライアスロンのルールや注意点などをご紹介させていただきます!

初心者からトライアスロン完走までの練習内容や準備したものなどは以下の記事で詳しくご紹介していますので合わせてご覧ください。

トライアスロン初心者が練習3ヶ月で大会を完走した方法を大公開!費用は?練習内容は?詳しくご紹介します!トライアスロンまったくの初心者である筆者がたったの3ヶ月間の練習で大会を完走した方法を大公開!費用はいくらかかったのか?練習内容はどんなものだったのか?詳しくご紹介します!...

大会によってルールに違いがある場合もありますので、基本的には出場する大会のルールをしっかり確認することが重要ですが、初心者だとそもそもどんなところを確認すべきなのかも分からないと思いますので、そんな方にも本記事が参考になれば嬉しいです。

知らずにやってしまうと、マナー違反というだけではなく失格になってしまうこともありますので、注意が必要です。

スイム(SWIM)について

まずはスイムに関するマナーやルールについてご紹介します。

ウェットスーツを着用すること

基本的にはウェットスーツの着用が義務づけられている大会が多いようです。ウェットスーツを着用することで体温低下を防げますし、着たことがある方は分かるのですが、ウェットスーツ自体に結構強い浮力がありますので、めちゃくちゃ身体が浮きます。ので、海や湖などのオープンウォーターでも事故のリスクを最小限にすることができます。

腕までしっかりカバーされている「フルスーツ」と、腕だけ外に出ている「ロングジョン」は、どちらでもOKという大会が多いです。泳ぎやすいのは肩周りに負担が無く、着脱もしやすいロングジョンだと言われていますが、初心者で泳力に自信が無い場合や、水温が20度以下になりそうな場合はフルスーツがオススメです。

また、サーフィンなどのマリンスポーツ用と競技用のウェットスーツは別物なので、こちらも注意しましょう。

ブイやコースロープをつかんで休むのはOKだがそのままつかんで前に進むのはNG

どうしても息が苦しくなってしまったり、疲労で泳ぎ続けることができない場合は、スイムコース上のブイやコースロープをつかんで休むことができます。しかし、ロープをつかんでそのままロープづたいに前に進んでいくことはできません。これをしてしまうと失格になります。

ブイの内側を通らない

当たり前かもしれませんが、コースの外側を通る必要がありますので、当然ブイやコースロープの外側を泳ぎます。実際に泳いでいるとコースロープが分からなくなったり、うっかりブイの内側を通りそうになってしまうこともあります。意外とやってしまいそうになるので注意しましょう。

他の選手を蹴らない

特にスイムコースのコーナーを曲がる瞬間は多くの選手ができるだけ内側を進めるように泳ぎますので、どうしても選手同士が密集してしまいます。そういった場合でも譲り合いの精神を持って、ぶつからないように気をつけましょう。まあ、

めっちゃ蹴られますけどね。

スイム中に周囲、特に後方に意識を向けることは非常に難しいので、ぶっちゃけめちゃくちゃ接触したり蹴られたりします。でも、皆さん悪気があるわけではないので、回避できるところは回避するよう意識しましょう。僕は接触が怖すぎて内側は通れないと思ったので全体的に結構外側を泳いで大回りしていました笑

救助を求める際は競技を停止し「片手を頭の上で振り、声を出して救助を求める」

どうしてもスイム競技が続けられない!溺れる!という際は、泳ぐのをやめて競技を停止し、頭の上で片手を振りながら声を出して救助を求めます。

コース周辺には救助ボートが複数待機していますので、気が付いた救助の方が助けに来てくれます。しかし、水上では救助に時間がかかるため、無理だと思ったらギリギリではなく勇気を持って早めにリタイアの決断を。

トランジションについて

次に、トランジションについてのマナーや注意点をご紹介します。

選手、スタッフ以外立ち入り禁止

個人的援助の禁止や、盗難防止の観点から、トランジションエリアへの選手・スタッフ以外の立ち入りは禁止されています。

自分のエリアからはみ出さない

脱いだウェットスーツや補給食、ランニングシューズやビンディングシューズなど、実は結構トランジションエリア内で管理しなければいけない物は多いです。お隣さんときっちりラインがあるわけではないのですが、できるだけ荷物が広がらないようにかためて置けるよう工夫しましょう。

バイクに注意

トランジションエリア内ではバイクへの乗車が禁止されています。手で押して移動します。また、ヘルメットの装着については以下のようにタイミングが決められているのでこちらも注意が必要です。ちなみに「乗車ライン」というのは、トランジションエリアからバイクコースに入るところにあり、「降車ライン」というのはバイクコースからトランジションエリアに入るところにあります。

  • バイクへは乗車ラインをバイク全体が越えてから乗ること
  • バイクからは降車ラインの手前で降りること
  • スイムからバイクへ移る際、ヘルメットのストラップを締めるまでバイクに触らない
  • バイクからランへ移る際、バイクをラックにおいてからヘルメットのストラップを外す

バイク(BIKE)について

次に、バイクについてのマナーや注意点をご紹介します。

キープレフトを遵守すること

追い越しをする際は右側からというのが決められているため、基本的にはコースの左側を走ることがルールになっています。むやみにコースの右側を走ることが無いように注意しましょう。

ペットボトル禁止

バイク競技ではドリンクホルダーにドリンクボトルを携帯することが推奨されていますが、ペットボトルは禁止の場合が多いです。ドリンクホルダーに合ったボトルを用意しておきましょう。

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ドラフティング・ブロッキング禁止

細かい用語説明は置いておいて、簡単に言うと「選手同士の前後の距離をしっかり取ってね。前の選手の後ろについて風よけにしちゃダメだよ。後ろの選手が追い越ししようとするのを邪魔しちゃダメだよ。追い越されそうだからってスピードを上げて追い越しされないようにするとかダメだからね。前の選手を追い越したらある程度距離を保ってすぐに左側に戻ってね」ってことです。

バイクは接触事故などが一番怖いので、他の選手との距離をしっかり確保することと、追い越しするために右側を通る際はさらに後方から追い越しの選手がいないか、前方の選手が後方からの追い越しを認識できているか確認しながら、事故が起きないよう細心の注意を払いましょう。

落下物の回収禁止

ドリンクボトルやサングラスなど、もし万が一落とし物をしてしまったとしてもそれを自分で回収に戻るなどは絶対にしてはいけません。逆走は失格になります。選手の落とし物はすべてスタッフが回収し、競技終了後に本部で受け渡しという流れになります。

周回コースの場合、周回数を間違えない

多い場合は問題ありません(※大会によります)が、規定の周回数よりも少ない周回で終えてしまった場合は失格になりますので注意してください。周回数は自己管理です。バイクにサイクルコンピューターなどを設置しておくと、走行距離などで周回数の目安になるため、走行スピードや走行距離が表示されるようにしておくと良いです。

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ラン(RUN)について

次に、ランについてのマナーや注意点をご紹介します。

キープレフトを遵守すること

バイク同様、追い越しをする際は右側からというのが決められているため、基本的にはコースの左側を走ることがルールになっています。右側から追い越したあとは、右側を走り続けることなく、キープレフトに戻りましょう。

ゴールは笑顔で

トライアスロンは本当につらくしんどい競技です。スイム、バイクを終えたあとのラン競技は本当に体力の限界で、気力の勝負です。しかし、最後のゴールの瞬間はぜひ笑顔で終わりましょう!気分も晴れやかです!多くのトライアスロン大会では、ゴールの瞬間はサングラスを外し、ゼッケンナンバーを整え、笑顔でゴールすることを推奨しています。

公式ルールに「笑顔」って書いてあるなんて、素敵ですよね。

その他について

その他競技外でのルールやマナーについてもご紹介します。

個人的援助の禁止

選手が競技中に第三者から個人的な援助を受けることは禁止です。コーチや応援者が競技中に伴走したり、他選手とのタイム差などを教えたりすることは禁止されています。

前開きファスナーの禁止

トライアスロンで着用する「トライスーツ(トライウェア)」については、体温調節のため競技中にファスナーを開けている姿が見苦しいという理由から、胸元など前開きファスナーのトライスーツを禁止している大会が多いです。

むやみに肌を露出することを禁止しているため、競技中に限らず、屋外で上半身裸のまま移動したり、バイクやラン競技中に上半身を露出してはいけません

時間厳守

当たり前のことですが、前日受付時間や選手入場時間は必ず守りましょう

制限時間に注意

競技中の制限時間にも注意が必要です。トライアスロンにもマラソン大会などと同じように制限時間が設けられており、制限時間を過ぎてしまうとそれ以降のレースを継続できなくなってしまいます。

大会によって違いますが、オリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの合計51.5km)の場合はスイムフィニッシュで50分、バイクフィニッシュで累計3時間、ゴールで累計4時間で設定している大会が多いように思います。

しかし、ゴールまでの制限時間を4時間半や5時間に設定している大会もあります。ご自分の目標タイムに合わせて、制限時間の長い大会を選ぶのも良いと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

トライアスロンという過酷なレースだからこそ、初めて出場する際はそれぞれの競技のルールやマナーが分からず心配ですよね。

僕の個人的な印象ですが、トライアスロンに出場している選手の皆さんは他選手に対してもとても優しく、何でも教えてくれます。大会当日にもし分からないことがあれば、ぜひ近くの選手とコミュニケーションを取ってみてください。きっと優しく教えてくれますよ。(もちろん競技中は集中してるのでダメですが)

スイム(SWIM)のルール・マナー
  • ウェットスーツを着用すること
  • ブイやコースロープをつかんで休むのはOKだがそのままつかんで前に進むのはNG
  • ブイの内側を通らない
  • 他の選手を蹴らない
  • 救助を求める際は競技を停止し「片手を頭の上で振り、声を出して救助を求める」
トランジションのルール・マナー
  • 選手、スタッフ以外立ち入り禁止
  • 自分のエリアからはみ出さない
  • バイクに注意
  • バイクへは乗車ラインをバイク全体が越えてから乗ること
  • バイクからは降車ラインの手前で降りること
  • スイムからバイクへ移る際、ヘルメットのストラップを締めるまでバイクに触らない
  • バイクからランへ移る際、バイクをラックにおいてからヘルメットのストラップを外す
バイク(BIKE)のルール・マナー
  • キープレフトを遵守すること
  • ペットボトル禁止
  • ドラフティング・ブロッキング禁止
  • 落下物の回収禁止
  • 周回コースの場合、周回数を間違えない
ラン(RUN)のルール・マナー
  • キープレフトを遵守すること
  • ゴールは笑顔で
その他のルール・マナー
  • 個人的援助の禁止
  • 前開きファスナーの禁止
  • 時間厳守
  • 制限時間に注意

本記事が少しでも参考になれば幸いです!

ではでは(^^)

ABOUT ME
namikawa motoyuki
大学時代に物流系コンサルティング会社でインターンを経験し、地元岐阜県の中小企業に就職。各務原市の銭湯恵みの湯で支配人を経験。入浴検定、温泉入浴指導員。実家(岐阜羽島)での自作ピザ窯ライフと小説が好き。